誰も知らないイスラム世界~閉ざされた性の秘密~

誰も知らないイスラム世界~閉ざされた性の秘密~

イスラム教、という言葉を聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

危険、紛争が多い、テロが起きる、治安が悪いなど、その多くはネガティブな印象の言葉かもしれません。特に近年、アラブの春と呼ばれるデモや騒乱が中東の各地で起こり、いまだにその影響が残っている地域も多いため、紛争のイメージを否定できない部分があるのも事実です。

しかし実際は中東地域の全土で紛争が起き続けているわけではなく、イスラム教徒のほとんどの人は平和で穏やかな日常を望み、日々暮らしています。そんな彼らの中には、一部のイスラム過激派のことを「あんなやつらはイスラム教徒ではない」と切り捨てる人もいるほどです。


日本から遠い国、中東

一般的に、日本では他の宗教に比べてイスラム教のことはあまり知られていません。
仏教やキリスト教と比べるとその教義や文化を熟知している人は少なく、またイスラムの国々の様子を伝えるメディアも多くありません。紛争やテロといったセンセーショナルなニュースは大きくとりあげられ、平和や穏やかな日常といった「あたりまえ」のものは見過ごされがちなために、偏ったイメージが形成されやすい状態にあります。

テロや紛争、殺人といった凶悪な事件は、キリスト教の国でも仏教の国でも起きています。しかしそれでも、宗教そのものに対して危険というイメージを持つことはないでしょう。そういう意味ではイスラムの国はその生活や文化も含め、まだまだ秘密のベールに包まれていると言えるのです。


イスラム教徒は禁欲的?

同様にムスリム(イスラム教徒)の文化や生活に関しても、あまり広く知られているとは言えません。彼らは敬虔な信者が多く、生活の中で課せられた様々な教義(ルール)を厳密に守って暮らしているため、日本人から見れば「理解しがたい」と感じる部分があるのも事実です。

例えば彼らは、1日5回はかならず神に向かって祈ることが義務づけられています。また食べ物に関しても豚肉など教義に乗っ取っていない肉は食べられないなどの制限があります。男女の間柄に関するルールも厳しく、女性は肌を見せないようにチャドルと呼ばれる黒いベールで体を覆い、見知らぬ男性と言葉を交わすことは許されません。

こうして見ると禁欲的に感じるイスラムの文化ですが、歴史や伝承をひも解くと、現代では想像もつかないほど開放的な文化だった時期があったのも事実です。
例えばパキスタンやイエメンの辺境地方で見られる一夫多妻制という制度。複数の妻を1人の夫が娶るという行為は、少なからず男性の欲望をかきたてるものがあります。また現代の日本でも使われるハーレムという言葉も、もともとはイスラムの歴史の中で生まれた言葉でした。

こうした欲望に対して正直で開放的なかつてのイスラム世界と、禁欲的な文化の現代イスラム。同じ宗教とは思えないほどの落差がありますが、このコントラストが歴史をより面白くしていることは言うまでもありません。こうした2面性こそがイスラム教の最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。


サイトコンテンツ

Copyright(c) 誰も知らないイスラム世界~閉ざされた性の秘密~ All Rights Reserved.