9歳からOK!?おどろきの古代イスラム法の結婚年齢

古代の規律や法律の中には、現代からみると少しばかり違和感のあるものが存在します。異国のものとなればなおさらで、内容によっては違和感を覚えるどころか、自国のルールと照らし合わせて許されないと感じるかもしれません。

昔からあるイスラム法の結婚可能な年齢も、おそらく日本の人からしてみれば、異端なものと言えるでしょう。しかし結婚が最適とされる年齢にはしっかりとした理由があり、考えようによってはまるっきり否定もできません。


9歳の妻のみが、預言者にとって本当の意味での伴侶だった!?

古典イスラム法では、基本的に結婚の最低年齢は9歳とされているそうです。もちろん現代で9歳の婚礼を認めている国はほとんどありませんが、ごく一部の国ではいまだに上記の法が適用されており、実際に契りを結ぶ人もいます。

ほとんど子どもとも言えるほどに年若い女性との結婚が許されているのには理由があるそうです。実はイスラムの初期に、預言者が最後の妻としてめとったのが9歳の娘だったそうで、彼女は数いる妻の中でも最愛の存在でした。

たくさんの妻がいたとされる預言者ですが、実はほとんどの妻が戦争などにより前の夫をなくした人ばかりでした。ですから大半は恋愛感情からではなく、当時の世のなかで女性を守るためにおこなったものだったそうです。


イスラム社会において、偉大なる女性として尊敬される人物

ようするに9歳の妻のみが預言者にとって本当の意味での妻だったと言えます。加えて彼女はけっして強制的に結婚させられたわけではなく、みずからの夫を深く愛しており、預言者亡きあとは再婚せずに生涯を過ごしたそうです。

つまり9歳が結婚可能な時期とされているのは、預言者とその妻のエピソードに敬意を表して生まれたものと言えるでしょう。ただ児童への性的虐待などの問題も考慮し、現在ほとんどの国では15歳以上に変更したそうです。

上記のことを踏まえれば、結婚年齢が極端に低いのは、幼い少女を性の対象としたいという欲求からではないことがわかるでしょう。むしろ「ひとりの女性」として認めているからこそ、作られた制度なのかもしれません。


現代では他国と変わらず、実際の結婚は20歳前後らしい

また、制度上は9歳からの結婚を認めている国でも、現在は医学的な観点などからも分析のうえ、早くても18歳前後で結婚するのが常識のようです。さらに実際は、ほとんどが20歳を過ぎてからだそうなので他の国と変わりません。

以上のことをまとめると、イスラム圏も基本的には日本やヨーロッパ諸国と結婚する時期に対する考えはほとんど違いがないと言えるでしょう。ただ、宗教の偉大な預言者の妻への敬意の表れとして、制度に残っているだけです。

一夫多妻制など、他国からみると誤解されやすい制度の多いイスラムですが、実際にくわしく見ていくと別段おかしなところはありません。単に彼らは信仰を大事にするため、宗教にかかわる歴史的な制度を失わないということです。


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