中東に旅行するなら知っておきたい、服装のルール

mosque イスラム教には食事や男女の間柄と同様、外で着用する服装についても厳しいルールがあります
厳密なルールは国や地域の習慣によっても違いますが、女性の場合、基本的には肌や頭髪、体のラインを見せないことがルールとなっており、そこから逸脱した服装は「慎みのない、恥ずかしいもの」とされています。


服装のルール

ムスリムの女性が着る衣類には以下のようなものがあります。

1 ヒジャブ
スカーフなどの布で頭髪を隠すだけの簡易的な衣装。大部分のイスラムの国で採用されており、もっとも一般的。

2 チャドル
頭髪と体全体を黒い布で覆うが、顔は見えるようになっている。主にイランで着られる。

3 アバヤ
頭髪と体全体を布で覆う衣装。目と手足以外は全て隠れている。主にアラビア半島で着られている。

4 ブルカ
頭髪も含め体全体を黒いマントで覆う衣装。目の部分も網状になっていて女性の姿が全く見えないようになっている。主にアフガニスタンで着られている。

体を覆う範囲は国によって少しずつ異なりますが、必ず覆わなければならないのは頭髪であり、また必ずとは言わないまでも体のラインを黒い布ですっぽり覆い隠すことが推奨されています。

基本的にはこうした衣装はムスリムの女性のみが身につけるとされていますが、イランなど厳密に教義を守る国では外国人の旅行者であっても衣装の着用を義務づけている場合があります。いずれにせよ、中東を旅行する際には頭髪と体のラインを出さないような衣装を着用するよう気をつけたほうがいいでしょう。

また男性の場合でもできるだけ肌を見せない衣装が推奨されており、ハーフパンツや肩を出すようなノースリーブのTシャツなどは教義に乗っ取っていない、奇異な格好として見られることがあります。


砂漠の気候にあった衣装

こうした衣装を身に着けるのは慎みを大切にしているという意味合いもありますが、砂漠の多い中東では、強い陽射しから肌を守るという役割もあると言われています。

実際、砂漠の国々を歩いてみると半袖のTシャツを着るよりもチャドルなどで体をすっぽりと覆ってしまったほうが陽射しを直接受けない分涼しく、無用な日焼けを軽減できるという利点もあります。また体を覆わないにしても、頭髪を隠すことのできるヒジャブは日射病などの予防に適した合理的な衣装でもあります。

そういう意味では、こうした衣装は砂漠の国々の気候を踏まえた上での実用的な衣装と言えるのかもしれません。


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