現代イスラムの国々はどんな感じ?

lamadan こうした厳しい戒律にしたがって生きるムスリムの人たちですが、その厳しさは国や個人、また世代によっても少しずつ異なるのが実際のところ。日本でも若者と年配層では家のしきたりや仏事などに対する関心の度合いは違う傾向にありますが、それと同じようなものでしょう。


国によって違うイスラム世界の雰囲気

国で言えばイランやサウジアラビア、イエメンなど辺境の国やイスラムの聖地がある国などでは、より戒律を厳しく守る傾向にあります。
生活の中でイスラムの教えを厳密に守ることが推奨されており、それを守らない者は罪人として法律で裁かれるケースもあります。一般的な商店でアルコールを見かけることはほとんどありませんし、女性は夫や家族以外の男性と接触することを嫌います。

また国によっては、たとえ外国人旅行者であってもイスラムのルールを守ることが推奨されており、特に女性はヒジャブとよばれるスカーフで頭髪を隠すことを義務づけられているケースもあるほどです。

同じ中東の国でもトルコやモロッコ、エジプトなど観光資源の多い国や、ヨーロッパに近い国々では雰囲気が全く異なります。
イランやサウジアラビアではまず見られない、アルコールを売る商店も見かけますし、女性の中にはヒジャブ(頭髪を隠すためのスカーフ)を着用しない人もいるほどです。女性に直接話しかけても答えてくれることが多いでしょう(もちろん人にもよります)。 また女性旅行者が1人で街を歩いていても、それほど奇異な目で見られることもありません。


意識は世代によっても違う

またこうした意識は世代によっても大きく違います。
やはり若年層よりは年配層のほうがイスラムの教えを厳密に守りたいとする意識が強い傾向にあります。旅行中に話していても「あなたの宗教は何か」という話になりやすいのはやはり年配の方と話をしている時ですし、そういう場合に仮に「私は無宗教である」と伝えたとしても、それはいったいどういうことだと理解されないケースも珍しくありません。彼らにとっては「何も信仰していない」という概念は不思議なことであり、生きている以上ありえないことなのです。

反対に若者の中には戒律の厳しさをネガティブにとらえて、外国へ住居を移したいと考えている人もいます。特に戒律の厳しいイランでは、女性は厳しい戒律から逃れるために外国人との結婚を望む人も少なくないといいます。

一般的には厳密な戒律の中で生きていると言われるイスラム教も、国が変われば趣も違ってきます。中東の国を旅行することがあれば、こうした国ごとの変化に目を向けてみるのも面白いでしょう。


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