ヒジャブを脱いだら逮捕?

rakuda ムスリム女性の衣装ルールは国によって異なりますが、 ヒジャブなどで頭髪を隠さなければならないという点は共通しています。では、この頭髪を隠さないで外を出歩いた場合、いったいどうなってしまうのでしょうか。


ヒジャブを脱ぐのはズボンを脱ぐのと一緒!?

ムスリムの男性にとって女性の性的な魅力を感じるのは、実は体のラインよりも頭髪なのだと言われています。ヒジャブを着用していない女性はそれだけで無防備であり、男性を誘惑していると誤解されてしまうこともあるほどです。

日本人である私たちからすると信じがたい話ではありますが、ヒジャブを脱いで頭髪を見せるのはズボンを脱いでパンツ姿で歩いているようなものだと考える人もいます。

服装について厳しい戒律が決められているイスラム教国家でズボンを脱いで歩いている女性がいたら…あっという間に警察が来て、イスラム教への不敬罪や淫行罪などで逮捕されてしまうでしょう。

実際に外国人観光客にもヒジャブの着用を義務づけるイランなどでは、暑さに耐えかねて屋外でヒジャブを脱いでしまった外国人女性が、風紀を乱したという理由で逮捕されてしまったという事件も起こっているほどです。


人前でヒジャブを脱ぐなんてありえない

同じ理由から、ムスリムの女性にとっては人前でヒジャブを脱いで頭髪を見せることに強い嫌悪感を抱くのが一般的です。
アメリカでは過去に、ヒジャブを着用したまま働くムスリムの女性が服装規定違反を理由に解雇されたというニュースがあったといいます。この出来事は国際的にも大きく取り上げられ、宗教の自由を侵していると裁判にまで発展しました。もちろん解雇の前には雇用主からこの女性に対して何度かの警告がありましたが、最後までヒジャブを脱ぐことを拒否し続けたといいます。

ムスリムの女性にとって人前で頭髪をさらすことはそれほど「ありえない」ことであり、嫌悪の対象とされています。しかしそれも「ズボンを脱ぐのと一緒」と考えれば納得できる理由なのかもしれません。

とはいえこうした服装は夫や家族以外の男性に頭髪や肌を見せてはならないというルールに則ったもの。服装に厳しいムスリムの女性も「外出する時はヒジャブをしっかり巻かないといけないけど、帰ったらすぐ脱いでしまいたい。家の中ではルールを忘れてゆったりと過ごしたい」と考えている人も多く、また実際に家の中でまでヒジャブを着用している女性はいないということです。


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