イスラムの歴史は性の歴史

イスラム教の世界では、毎日の礼拝や食事など、生活の隅々にまで厳しいルールが課せられています。


現代イスラム教の厳しい戒律

こうした戒律は男女の間柄についても定められており、基本的に女性は夫や家族以外の男性と接触することを禁じられています。この「接触」の意味合いは国や個人によっても違いますが、触れること、話をすること、下心がない状況であっても同じ部屋で2人きりになるなどといった行為を指します。

これもやはり「守らなければならないルール」というよりは「女性として慎み深くあるためのルール」であり、こうした戒律から逸脱することは恥ずかしいこととされています。イスラムの女性は貞操を守り、夫に対して従順に振る舞うのがよいとされています。

またこうした意識から、イスラムの女性は家にいるか、外を出歩く時は夫もしくは家族と同伴というのが一般的となっており、女性がひとりで出歩く姿はあまり見かけられません。中東の国を旅行するとレストランやお店などで女性が働く姿を見かけることはほとんどありませんが、これは他の男性との接触を避けるためでもあるのです。

現代の日本のようにミニスカートをはいた若い女性が夜の街をブラブラ歩く、などといった行為はイスラム世界ではありえないことであり、非常識なこととして刑罰の対象にもなるほどです。


歴史の中で花開く性の文化

男女の間柄にもこうした厳しいルールがあり、性に関しても「閉じた文化」と見られがちなイスラム世界。さぞかし昔から禁欲的な生活を送ってきたのだろうと思われがちですが、その歴史をひも解いていくと、過去には王(スルタン)などの権力者を中心に、実に開放的な性の歴史があった時代があったことが知られています。

例えばイスラムの代表的な文化として知られている一夫多妻という制度。西洋的思想の混入もあり、現代の一般庶民にはあまり縁のない制度ですが、過去には財力と体力を兼ね備えた男性が複数の妻を娶ることはむしろ推奨されていたほどでした。
そのため王(スルタン)の権力が絶頂を極めていた時代には、数十から数百人を超える妻を持つことも珍しくありませんでした。時の権力者は夜ごとに違う女性と愛を深め合っていたとされ、その際には様々な媚薬が使われていたことも明らかになっています。
現代に生きる我々にはバイアグラというED治療に効果的な薬もありますが、当時の彼らにとって毎夜の営みはとてもハードなものであったことは容易に想像できます。現代のバイアグラほどの効き目はないにせよ、それに似た効果の様々な媚薬が使用されていたことも明らかになっています。今もそれらしい効果をうたった媚薬の類いがネットなどで販売されていますが、手を出さない方が無難です。効果があるかも怪しいですし、不純物が混入していれば健康被害の可能性もあります。バイアグラの個人輸入品として販売されているものも多くが偽造品らしいので、利用する方は病院できちんと処方を受けた方がよいでしょう。

さて、少々脱線しましたが、日本でも一般的なハーレムという言葉は、もともとアラビア語で「禁じられた場所」を指すハリームという言葉が語源で、王(スルタン)の妻や妾、夜伽のための奴隷が住むための場所を指す言葉でした。時の権力者たちはこうしたハーレムを持つのが一般的で、イスタンブールの有名な観光地であるトプカプ宮殿やドルマバフチェ宮殿などでは、今でもその部屋を見ることができます。


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