現代イスラムは性に非寛容...だけど実際には?

日々の生活習慣から外出時の服装など、生活の様々な場で厳格なルールが決められているイスラム。男女の間柄など性に関する戒律は人々を快楽におとしいれ、風紀を乱すという理由から特に厳格に定められています。

ムスリム(イスラム教徒)にとって男女が「つきあう」というのはあくまで結婚を前提としている場合を指します。快楽のための男女付き合いは認められておらず、あくまで男女が共になるのは健全な家庭を築くためという考え方が元になっているのです。
そのためカップルが2人きりで外出する場合でさえ、お互いが夫婦、もしくは婚約者同士である法的な証明書を持っていることがほとんどです。日本のように「結婚はまだ分からないけど、今はとりあえず付き合っている」という概念は彼らにとっては受け入れられないことのようです。


イスラム社会は本当に禁欲的?

しかしムスリムたちは誰もがこうした禁欲的な生活を行っているのでしょうか。

実際のところ、イスラムの教義はその個人や国の文化によっても少しずつ異なり、厳密に運用される場合と、それほど厳密ではない場合があります。
例えばイスラム教では厳密に言うとアルコール類を飲むことを一切禁止していますが、トルコやエジプトに行けばスーパーなどで比較的簡単に手に入れることができ、大っぴらではないにせよ、ビールなどをたしなむムスリムを見かけることもあります。
しかしイランではアルコールは一切違法であり一般の商店で手に入れることはできないばかりか、外国から持ち込むなどして所持していた場合は厳しい罪に問われるケースも珍しくありません。


海外への転居を望むケースも

これは男女の間柄にも同じことが言えます。同じ中東の国でもトルコやエジプトなどの大都市やヨーロッパの文化を受けやすい地域では、頭髪を隠すことなくTシャツとジーンズで外を闊歩する開放的な女性もいます。
反対にイランやアフガニスタン、イラク、サウジアラビアなど辺境であったり、イスラム教を厳密に運用している国では、女性は見知らぬ男性との接触を嫌いチャドルと呼ばれる黒いマントで体全体を隠していることがほとんどで、婚前交渉などもってのほかという意識が強い傾向にあります。

しかしこうした国々では教義が非常に厳密に運用されるケースも少なくなく、若者にとってはそれを窮屈に感じるものも少なくありません。そのため、留学を理由に海外へ居を移したり、外国人との結婚することでイスラム社会から抜けることを望んだりするケースも少なくないと言われています。


サイトコンテンツ

Copyright(c) 誰も知らないイスラム世界~閉ざされた性の秘密~ All Rights Reserved.