おしゃれを頑張るムスリムの女性たち

イスラム教を信仰している女性なら多くの人が見につけているものがヒジャブ。これは肌を見せてはいけないという宗教上の理由から身に着けているものです。厳格に教えを守る地域の人たちは黒い布をすっぽりと頭から覆うようにつけています。しかし、今ムスリムの女性の中でこのヒジャブをおしゃれに使いこないす人たちが増えているのです。


ファッションとしてのヒジャブ

ヒジャブをファッションとして楽しむ傾向はインドネシアの若い女性の中で流行っているようです。インドネシアは他のイスラム圏のようにイスラム教を国教として定めておらず、特に制限がないのが理由かもしれません。布の色や柄にも流行があり長さ、巻き方もさまざまで雑誌などでも特集されたりYouTubeで巻き方を教えたりもしているようです。ヒジャブは巻く前に頭に頭巾のようなものをかぶりますがその部分をインナーのようにおしゃれにチラ見せさせたり、飾りにブローチを付けてみたり、巻き方を工夫してみたりと個性的にオシャレを楽しんでいるようです。


あのユニクロも乗り出した!

日本のファッションの大手のユニクロもこの流れに乗り出しています。ムスリム女性向けのヒジャブやスカート、長袖と言ったイスラム教には欠かせない肌の露出を減らすことのできるファッションをユニクロ特有の素材を使うことで比較的お手軽な値段で提供しているようです。デザイナーにも日系イギリス人でイスラム教徒の女性デザイナーを起用するなど、その力の入れ方が伺えます。広告のモデルにもムスリムの女性を起用してムスリムでない女性と並べるなどして商品をアピールしています。この他海外の有名ブランどもムスルム女性向けの商品を販売している所があります。


女性の社会的立場の変化がカギか?

イスラム教は女性の社会的地位についていろいろと議論がされるのが実情です。しかしインドネシアをはじめとした地域では女性の意識の変化や地位向上が図られるようになりました。モロッコでは強姦被害にあった女性が相手と無理やり結婚させられたのを苦に自殺してしまったことにより、政府が伝統的なイスラムの監修を非合法化する法律も制定される流れです。インドネシアでも女性への暴力を厳しく罰するようになってきました。このように今までのイスラムの慣習から脱却しつつあることが大きな変化なのです。


保守的な人たちからは批判の声も

しかし保守的な人たちや年配者からはやはりおしゃれにヒジャブを着こなすことには否定的のようです。宗教上の意味を軽視している、と言った声も少なくありません。その日の礼拝もちゃんと行う敬虔なムスリムの女性でも姿がふさわしくないと言って批判されるようです。しかし中には今までヒジャブを付けていなかった女性がヒジャブを付けるようになった、という声もあります。おしゃれはけして悪いことばかりではないのです。 よく耳にするイスラムの話は女性に厳しい環境であるように聞こえます。事実、戒律を厳しく守る地域にはそういった傾向があります。しかしそんな環境でも見えないところをおしゃれして楽しもうとするムスリムの女性はたくさんいるのです。今後もこの動きが大きくなって彼女たちも自由におしゃれができる時代になると良いですね。


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