現代イスラム社会の本音~マレーシア編~

インドネシアと並ぶ東南アジアのイスラム教国なのがマレーシアです。13世紀にアラブ商人やインド商人によってイスラム教が伝わるとそれまで信仰されていた仏教やヒンドゥー教は次第に衰退しました。15世紀ごろには日本と交易をし、オランダやイギリスなどの西洋諸国がやってくるようになると19世紀前にはイギリスの植民地となります。その後第二次世界大戦を経てイギリスから独立、隣り合うインドネシアと対立やシンガポールの独立などを経て現在に至ります。


多民族国家マレーシア

マレーシアは古くから海上交易の拠点となっていたこともあってさまざまな民族が入り混じる国家です。中心となるのはマレー系の人々でその他に中国系、インド系が暮らしています。この他にも先住民族などの少数民族も入り混じる複雑な多民族国家を形成しています。マレー系のほとんどがムスリムですが、イギリスの植民地支配もあったこともあってか、キリスト教徒も多いです。ちなみに華僑では仏教、インド系ではヒンドゥー教と言った感じでイスラム教徒以外もたくさん生活しています。マレーシアはイスラム教を国教としていますが、多様性を認める姿勢を通していますので宗教には比較的寛容です。休日も各宗教に合わせて制定しています。この他にもイスラム教徒とって重要なもの、ハラル製品を製造する場所もあります。


同じ地域のインドネシアよりも厳格?

国教がイスラム教であるためインドネシアよりも戒律は多少厳しめです。国営や州営のモスクや一般の裁判所のほかにイスラム法の裁判所や宗教警察も完備しています。非ムスリムがムスリムの異性と婚姻関係を結んだ場合はイスラム法に則ってイスラム教徒にならなければいけませんし、露出の多い恰好は罰金を科せられることもあります。断食についてもマスコミを通して時期が発表されるようです。ただし中にはこっそり昼間にご飯を食べる人も見かけるという話で、中東のイスラム教徒よりも緩いのかもしれません。


やはりおしゃれな女性は多い

女性も基本的にヒジャブを頭に身に着けてできるだけ露出の少ない恰好をします。そんなマレーシアの女性が身に着けるものと言えば伝統衣装のバジュ・クロン。この服にヒジャブを身に着けるのが一般的のようです。東南アジアと言えば赤道近くのために非常に熱い地域ですが、この衣装は生地が薄く通気性のよい素材で出来ているので着心地は良いようです。ちなみにこの服、結婚式やパーティーにも使われるようです。この他にもヒジャブを付けますが露出の少ない普通の服装を身に着ける人もいて、ジーンズなどの今どきの服にあせて見る若い人もいるようです。


マレーシアの女性の権利は良い方?

この他、教育はかつてのイギリスの制度を同様の制度をとっています。特に女性教育に権利が侵害されているようなことはありませんが、女性の社会進出についてはまだ進んでいないという現状であります。マレーシア政府の取り組みもあり、少しずつ進んでいて今後の経済発展でそのあたりの改善か待たれます。

インドネシアやマレーシアといった東南アジアのイスラム教徒の多い国は多民族な事が影響してか中東と比べて多民族に寛容な姿勢が見られます。中東地域も女性の権利拡大が一層待ち望まれるでしょう。


サイトコンテンツ

Copyright(c) 誰も知らないイスラム世界~閉ざされた性の秘密~ All Rights Reserved.