現代イスラム社会の本音~パキスタン編~

パキスタンはインドの西にある人口の97%がイスラム教徒の西にある国です。元はインドと共にイギリス領でしたがイギリスからの独立の際にイスラム教徒とヒンドゥー教徒の間で対立するとイスラム教徒を多かった地域をパキスタンとして独立させようという動きが強まり独立。インドとの戦争を経て現在に至ります。インドとは現在も緊張状態は続いておりカシミール地方では今でもにらみ合う関係です。


イスラム法に則った国

パキスタンでは宗教的な出版活動に制限はありませんが宗教に関連する発言は制限されています。イスラム教への反対的な意見や預言者などを攻撃する出版は禁じられており、ムスリムが預言者やムハンマドを冒涜すれば死刑という厳しい罰まであります。イスラムからの離脱のも禁止されています。キリスト教などの他宗教へ迫害も厳しく、宗教間での不平等も強く残っており、イスラム教に改宗する人も数多くいます。元々インド、パキスタンとの独立の際にヒンドゥー教徒とイスラム教徒が衝突したことがパキスタン建国の原因でもある為国内のイスラム教徒の力が強いのが現状です。ちなみに大統領にはイスラム教徒しかなれないという慣習まであります。


根強い女性への性的差別

女性への差別も強く、女性に対する暴行事件も後を絶ちません。特に強姦被害の女性が被害
者にも関わらず牢屋に入れられるケースが後を絶ちません。一般的にイスラム教では婚前の性交渉は厳禁となっていて、イスラム法では強姦は厳罰とされてきましたがなぜか被害者である女性に罪が及ぶようになっているのです。法律に関しても女性への差別的な法律が多数あるようで証人の価値が男性1人に対して女性は二人という決まりもあります。この状況に一部の女性弁護士などが女性の権利向上を訴える活動を始めますが、過激主義者などから脅迫を受けることは珍しくなく殺害予告まで出ている状況です。


基礎教育が受けられない女性も

パキスタンでは女性の教育もまだうまくいってはいません。現在、教育が行き届いていない子どもが全体の50%以上を占めていてそのうち2/3が女の子だそうです。女性への教育は必要ないという声が強く、家計的な問題もあって男子に優先して教育費を回すのが現状でもあるようです。こうした状況に声を上げたのが過激主義者の支配する地域で育ち差別撤廃を訴えたことで銃撃されるも一命を取り留めた少女マララです。彼女の行動はのちに弱冠17歳でのノーベル平和賞授与となり、パキスタン国内でも賞賛の声と銃撃した犯人を強く非難する声が上がりましたが、保守的な人たちは快くは思っていないのも現状です。

女性差別と他宗教への差別は、ムスリムの女性がムスリムでない男性と結婚することは許されていない、と言う法律に見ることも出来ます。他にもパキスタンで起きた事件で、結婚を断ったことで焼き殺された女性や硫酸を浴びせられた女性の話もあります。ある少女が嫁ぎ先から逃げ出した際に実の兄から斧で切り付けられたと言う、信じられないような話もあるくらい女性の人権は厳しい状況に置かれています。一部の教育を受けた女性たちによって地位向上の活動が続けられていますが、それでも保守的な考えの人たちが多いのが現状なのです。


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