現代イスラム社会の本音~トルコ編~

同じイスラム教の国でも、トルコに行くと雰囲気は大きく変わります。
イランの西に位置し、国境も接していることから文化的にも似た国かと考えられがちですが、2つの国を同時に訪れてみるとその大きな違いに驚かされます。


ヨーロッパの国、トルコ

トルコは中東の国ではありますがその領土はアジア大陸とヨーロッパ大陸の2つにまたがっており、土地柄、キリスト教とイスラム教がその領土を争い合ってきた背景があります。
歴史的、文化的にはペルシャ帝国(現在のイラン)の影響が色濃く見られますが、現代では経済的、政治的な面でヨーロッパの一員として認められており、またトルコ自身も自国をヨーロッパの国であるとしてEUへの加盟を目指しているほどです。

こうした影響もあるためか、トルコはどちらかというとヨーロッパの雰囲気が強く、イスラムの教義に乗っ取ったルールも比較的緩やかな傾向にあります。
街を歩いていても、チャドルやヒジャブなどで頭髪や体のラインを隠す女性を見かけることはありますが、そのほとんどは辺境部か年配の女性で、イスタンブールなど都市部の若者の間ではほとんど見かけられません。Tシャツやジーンズなどラフな洋服姿も珍しくなく、頭髪もあらわになった女性の姿を見ていると、イスラム教の国であることを忘れてしまうほど。また外国人観光客の服装に関しても寛容で、ハーフパンツ姿などで歩いていても咎められることはまずありません。女性の社会進出も進んでおり、観光地ではレストラン、ショップなど人前に出る場で働く姿を見かけることも珍しくありません。


イスラム教国のナイトスポット

ヨーロッパやアメリカほどではないにせよ、トルコはイスラム教の国ながら夜遊びに出かけられるようなナイトスポットも存在します。観光地を歩いているとクラブやディスコ(実際、今でもこう呼びます)の看板を見かけることは珍しくありませんし、夜遅くまで開いているバーもあります。いずれも外国人観光客だけでなく、トルコ人の若いカップルや友達同士のグループなどで遅くまで賑わっています。
イランではお酒そのものが法律で全面的に禁止されていることを考えると、本当にイスラム教の国かと疑いたくなるほどの変容ぶりですが、地理的にもヨーロッパが近いことが大きく影響しているのでしょう。

また他の中東の国では信じられないことですが、イスタンブールやトラブゾンなどの港町では売春を行う界隈などもあり、深夜になるとストリートに女性が集まり、お客を探す姿を見かけることもあります。


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